難民弁護士Refugee Lawyer / オーストラリアという国

オーストラリアではテレビを観ていても、街を歩いていても、

あちこちで 大学の生徒募集のための広告を良く目にします。

それだけ大学はビッグビジネスなんですよね。

中でもこの Western Sydney University の youtube 動画。

大学の広告のこれまでの常識を超えて、ものすごく話題になりました。

音楽もとっても素敵なんですよ。

Deng Adut

6歳で母と引き離され、

エチオピアへ向けて33日間歩かされた。

反政府派と共に戦うことを強要され、

12歳の時背中を銃で撃たれた。

スーダンから密かに出国し、

UN国連が彼を手助けし、

彼は西シドニーへやってきた。

15歳で独学で文字を学び、

自由になった彼は、車で寝泊まりしていた。

法律の学位のおかげで、彼は他の人々を守ることができるようになった。

そして、Dengは今も戦い続けている。

 

成長した彼は、6歳の時に生き別れた母親に会いに行くのです。

 

 

そう、オーストラリアはこういう所。

海外から、特に新興国からものすごいお金持ちが、

子孫を留学させて、ビザを買って、不動産やビジネスに投資して、

どんどん入ってきている。

一方で、こうやって難民として、命からがら身一つでやってきて、

そこから一から人生をやり直していく人たちがいる。

 

難民弁護士Refugee Lawyerというのは、難民のための弁護士ですが、

Dengは彼自身、難民から弁護士になった人なのです。



育った国も価値観も常識も、持っているものも、何もかもが違う。

人生は何て不公平なんだ、と思わされる人たちが目の前にいる。

そんな人びとが、一つの国で共存していく。

私も以前、ダーウィンで detention center

(難民申請している人たちが拘留されている所です)

に一年半いたというスリランカ出身の男性と、

英語クラスで一緒になったことがあります。

気楽に 

How long have you been in Australia?

(どれ位オーストラリアにいるの?) 

と聞いてしまったのですが、

そのほとんどは、detention centerの中で

不確かな将来を待ちながら過ごしていたという彼。

そういう国なのです、ここは。

(現在の政府は難民を追い返していますけども )

そんな人達に会う度に、オーストラリアという国に

不満たらたら言っていてはいかんなぁ、と反省する私。

興味のある方は、ぜひ見てみてください。

Western Sydney University's powerful refugee student recruitment advert takes the Internet by storm