人生は偶然の積み重ね

オーストラリアで柴犬のブリーダーになった話はプロフィールでも書いたのですが、ほんの2ヶ月前までは想像もしていなかったことでした。
 
すべてはkumaのためなんですけどね。 
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そのことに関するドタバタ劇については、また機会があったら書いてみたいと思います。(いやもう、大変でした。大問題よ!Urgentよ!!と言われ、一時はどうなることかと。。。)
 
この4月でオーストラリアにやってきて丸3年になったのですが、まさか自分が柴犬のパピーを育てることになり、そこからブリーダーになってしまうとは。
 
17年前オーストラリアに学生ビザで来た時も、もう一生戻ってくることはないわ~、と日本へ帰ったのに、まさかこうやって移住することになるとは。
 
人生って本当に、偶然の積み重ねでできているんだなぁ、とつくづく思います。
「こうしよう」という予定や、「こうなったらいいな」という希望は、もちろん自分の中にあるんですが、たいていは行動しているうちに、想定外のことが次つぎとやってきて、結局はそれらが繋がって道ができていくという。
 
 
そこで思い出したのが、計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory) というお話。
 
スタンフォード大学のクランボルツ教授が提唱したキャリア理論なのですが、Wikipediaの簡潔な説明から抜き出してみると
 
個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。
その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。
その計画された偶発性は以下の行動特性を持っている人に起こりやすいと考えられる。
  • 1.好奇心[Curiosity]
  • 2.持続性[Persistence]
  • 3.柔軟性[Flexibility]
  • 4.楽観性[Optimism]
  • 5.冒険心[Risk Taking]
 
もう10年以上も前の話ですが、この理論を知った時に、私はとっても腑に落ちたのです。
 
人によっては目標をたててそこまでのステップを作って、着々と進んでいく方が向いている人もいるかもしれませんが、私はその方法だと苦しかったんですよね。
 
いつのまにか目標と言うものをあえて持たなくなり、自分の中のワクワクするエネルギー(好奇心や冒険心)を大切にして、現実との間で上手にモチベーションを保つ(柔軟性や楽観性を持つ)ことができるようになった時、人生はずっとスムーズに面白いように展開するようになったと感じるんです。(持続性は私にとって永遠の課題ですけどね)
 
これはスティーブ・ジョブズ氏(アップル社の創始者)がスタンフォード大学で行ったスピーチの中の、有名な「人生をふり返ってみれば、点と点が繋がる」という話にも通じるような気がします。
 

 

 
大学を中退することになって、その時選んだカリグラフィーのクラスが、アップル創設とマッキントッシュ開発に繋がったというジョブズ氏。
 
キャリアに限らず、人生で起こった予期せぬ出来事、一見マイナスに思えるようなことでも、その偶然には意味があると信じられる人が、それらの偶然を繋いでいくことで、結果として面白い人生を作り出していくのかもしれません。
 
目標ありき、でそこに固執することは、それ以外の可能性を捨ててしまうことになるから。
これからもどう転がっていくかわからない人生を、楽しんでいきたいと思います。
 
 
 
最後に、計画的偶発性理論については、とっても分かりやすいサイトがいくつもあります。
こちらでは「犬も歩けば棒に当たる」という日本のことわざで表現されていて面白いですよ。
私と同じようなタイプの人にはすごく共感できるかもしれません。